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プレスリリース:宇宙産業発展貢献を目的とした金銭信託商品組成と個人向け販売の取り扱い開始について
~日本初の商用ロケット打上げの実用化を目指す企業への貸付債権の運用~

2025.09.30

株式会社三菱UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規、以下 MUFG)の連結子会社である三菱UFJ 信託銀行株式会社(取締役社長 窪田 博、以下 三菱UFJ 信託銀行)は、スペースワン株式会社(代表取締役社長 豊田 正和、以下 スペースワン)向けの貸付債権(以下 本債権)を裏付けとする金銭信託を組成し、本日より三菱 UFJ 信託銀行が運営する金銭信託の直接販売サービス「マネフィット」にて、個人のお客さまを対象として販売を開始いたします。
本件により、個人のお客さまに投資家として国内宇宙産業の発展に参画いただく機会が広がることとなりました。

なお、MUFG の連結子会社である株式会社三菱 UFJ 銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一、以下 三菱 UFJ 銀行)は、本債権の元利金支払いについて保証を提供します。 MUFG は宇宙産業を俯瞰的な視点から捉え、産業エコシステムの構築をリードすることをミッションとしております。

本債権の貸付先であるスペースワンは、民間企業として本邦初の商用人工衛星を搭載する小型ロケットの開発から打上げを目指しており、国内の衛星打上事業を支える重要な役割を担っております。

MUFG は、今後も幅広い金融商品のご提供を通じて、社会課題の解決や我が国の産業発展に貢献してまいります。


【本商品の概要】
名称 E-Trust(三菱UFJ 銀行保証型)スペースワン株式会社第 1 号
受託者 三菱UFJ 信託銀行
委託者兼受益者 多数の個人のお客さま
原債権の保証人 三菱UFJ 銀行
信託財産 スペースワン株式会社向け貸付債権※
※三菱 UFJ 信託銀行が貸付人兼受託者となる合同運用指定金銭信託を通じて運用します

■ 三菱UFJ 銀行の宇宙産業への取り組み
宇宙産業の市場規模は 2021年の44兆円から2040年には約150兆円規模になると予測されています。今後、人工衛星を通じた通信や測位、地球観測データの利活用はさらに幅広い分野で拡大していくことが想定され、さまざまな社会課題の解決に貢献することが期待されています。
三菱UFJ 銀行は、「お客さまと事業リスクを共にし、社会課題の解決に向けた新産業を創出」する事業共創に取り組んでおり、宇宙産業における機器製造やインフラ構築、サステナブルな衛星軌道維持、衛星データ利活用による社会課題解決などに向けて、産官学連携を含めたオープンイノベーションを促進し、宇宙産業の発展支援を通して我が国の産業発展に貢献してまいります。

(ご参考)MUFG の宇宙産業への関わりについて
【URL】https://www.mufg.jp/profile/brand/passion/index.html


■ スペースワンの宇宙産業への取り組み
我が国の宇宙産業は、低コストかつ高頻度で衛星打上げが可能なロケットおよび、民間が柔軟に利用できる射場が限定的であるとの構造上の課題を抱えています。スペースワンは、これに対し、自社開発の小型ロケットによる低コスト化と自社運営のロケット打上げ射場(スペースポート紀伊)を有することで、課題解決に重要な役割を担います。今後、ロケット打上げの成功から事業を本格化し、2020 年代中には年間 20 機以上の小型ロケット打上げを目指す計画です。

社名 スペースワン株式会社
本社 東京都港区芝公園 1-2-6 ランドマーク芝公園 6F
打上げ射場 スペースポート紀伊:和歌山県東牟婁郡串本町田原1663
事業内容 (1)小型衛星用の宇宙輸送システムの開発
(2)これを用いた宇宙輸送サービスの事業化
(3)その他これに付随・関連する事業
設立 2018 年7 月
ホームページ https://www.space-one.co.jp/

※三菱UFJ 銀行は、スペースワン株式会社に出資し、事業共創を目指しています。


■ マネフィットについて
マネフィットは、2022 年よりサービスを開始した、来店不要・スマートフォンから簡単に金銭信託を購入できるサービスです。
本サービスで取り扱う商品は、定期預金や投資信託とは異なる実績配当型の金銭信託です。安全性に配慮した運用を行い、円定期預金(店頭表示金利)を上回る収益を目指します。これまでに元本割れの実績なく、全て予定配当率通り配当しています。

【URL】https://www.tr.mufg.jp/tameru/monefit/


プレスリリース資料 [PDF: 341KB]

【本件に関する問い合わせ窓口】
スペースワン株式会社 広報担当
info@space-one.co.jp